キャリア&就職支援ジャーナル_第71号
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7内ので米山圭一郎教諭米山圭一郎教諭販売会も行われ、一般の来場者に販売会も行われ、一般の来場者に向けて笑顔で商品を販売する生徒向けて笑顔で商品を販売する生徒「3時のヒロイン」のゆめっちさん●右とかなとかな「3時のヒロイン」のゆめっちさん●でさんがスペシャルサポーターとして登場でさんがスペシャルサポーターとして登場売の時間もありましたが、多くの来場者の方々が『金目鯛の舞〜金目鯛せんべいプレミアム〜』を購入してくれてとても嬉しく思いました。来年度は後輩たちが文部科学大臣賞(大賞)を受賞してくれると信じています」と、笑顔で語った。なお、今大会は人気お笑いグループ「3時のヒロイン」のゆめっちさんとかなでさんがスペシャルサポーターを務め、壇上で二人と質疑応答がてきたことも生徒たちにとっては貴重な経験になったようだった。厳正な審査の結果、伊豆伊東高校は「優秀賞」を受賞した。3年次生の島津脩さんは「大勢の高校生やメディア関係者の方々が来ていたので緊張しましたが、本番ではスムーズにプレゼンテーションをすることができて良かったです。このビジネスプランを考案するにあたっては地元の農家の方々とも交流や意見交換をさせていただき、とても貴重な経験になりました」と、笑顔で語った。 「参加した生徒たちは何度も試食を重ねながら、この商品を開発させました。これまで自主的・主体第11回商業高校フードグランプリプレゼンテーションに臨むことができたのは生徒の確実的に活動を続ランプリの本番な成長につながったと思います」「昨年に続き2年連続ファイナリスト進出は静岡県では初であり、書類審査で高い評価を得たプラン『高校生ビジネスプラン・ベスト100』には本校の別チームも選出されました。ベスト100第12回高校生ビジネスプラン・グランプリのすべての開催を通してこれは全国唯一の記録ということで、生徒たちを誇らしく思います」以上に複数チー会連続となけ、フードグで自信を持ってムの入賞は9大り、これまで昨秋の11月3日、池袋・サンシャインシティ噴水広場(アルパB1)(東京都豊島区)で「第11回商業高校フードグランプリ」が開催された。これは、高校生が地域の特産品を用いてメーカーと共同開発した商品のナンバーワンを決める大会だ。伊藤忠食品株式会社(本社・大阪市、岡本均代表取締役社長)が主催し、高校生のフレッシュな発想・アイデアで開発された商品による売り場の活性化を目的に平成25年から開催されている。身振り手振りを交えて堂々とプレゼンテーションを披露身振り手振りを交えて堂々とプレゼンテーションを披露年初の1月12日、東京大学(東京都文京区)の伊藤国際学術研究センターにおいて「第12回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会が開催された。これは、ビジネスプランの作成を通してビジネスの知見を深め、❶自ら学び、考え、課題を見つける力❷課題を解決するための論理的な思考力❸他者と協働しながら課題を解決する力―などを大勢の観客とメディア関係者が大勢の観客とメディア関係者が詰めかけ、会場は熱気に包まれた詰めかけ、会場は熱気に包まれた石破茂内閣総理大臣から高校生石破茂内閣総理大臣から高校生にビデオメッセージが届けられたにビデオメッセージが届けられた四つ目は商品名だ。伊豆伊東高校は厳しい予選を勝ち抜いて静岡県内では初となる4年連続の本選出場を果たした。今回、同校の生徒が開発したのは「金目鯛の舞〜金目鯛せんべいプレミアム〜」。健康的な食材である魚介類の国内消費量が減少していることに危機感を覚えた生徒たちが、伊豆名産で知名度も高い「金目鯛」を使用したせんべいを氏原製菓株式会社(本社静岡・伊東市、内山直樹代表取締役社長)と共同で開発した。身につけることを目的に行われているコンテスト。日本政策金融公庫(本店東京・千代田区)が全国の高校生および高等専門学校生(1〜3年次)を対象に毎年実施し、今回は過去最多の参加校数536校・プラン数5,151件の中から選ばれたファイナリスト10組がプレゼンテーションを行った。伊豆伊東高校のビジネスプランのタイトルは「□援農スポーツ□で心も体も健康に!!」。同校が所在する伊東市では農家の約8割が65歳以上の高齢者であり、高齢化や後継者不足が課題となっていた。そこで、生徒たちは近年注目を集める「アグリスポーツ」に着目したの臓を使用した点だ。このことにより、金目鯛の身を多く使っている一般的な他の商品と差別化を図ると共に、食品ロス削減の観点からSDGs実現への貢献にもつなげた。二つ目は健康面だ。金目鯛にはビタミンAとビタミンDが豊富に含まれているため、身体に良い栄養素を気軽に摂取することができる。三つ目は味へのこだわりだ。金目鯛の料理の代表格である煮つけに着目し、煮つけ風味の味わい豊かな味に仕上げた。□伊豆の金目鯛旋風を巻き起こしたい!□というこの商品の熱い想いから、何度も話特徴は大きくし合いを重ね、「金目鯛五つある。まの舞」という名称に決定ず一つ目は基した。本的に廃棄されやすい金目鯛の頭・骨・皮・だという。アグリスポーツとは、農地を利用した収穫体験やスポーツ活動のことで、「援農スポーツ」とも呼ばれる。農作業をスポーツとしてイベント化し、農家の人々の重労働をサポートすることを目的に伊豆伊東アグリスポーツ株式会社を設立し、アグリスポーツ大会を通して農家の人々を助けるビジネスプランを発表した。具体的な競技種目は「肥料まき競争」「実集め競争」「果実収穫競争」「根っこ堀り競争」「草取り競争」などを提案。早さだけではなく、「実集め競争」や「果実収穫競争」最後はパッケージだ。金目鯛は高級魚の一つであることから、商品に高級感が出るように外箱を金色にし、中の商品については個包装にすることによってプレミアム感をまとうように演出した。大会では総合探究部フロンティア班の生徒が「金目鯛の舞〜金目鯛せんべいプレミアム〜」の魅力を存分にプレゼンテーションし、見事「大塚食品『ビタミン炭酸マッチ』賞」を受賞した。参加した3年次生の中道裕哉さんは「大塚食品『ビタミン炭酸マッチ』賞を受賞できたことを嬉しく思います。今日はプレゼンテーションだけではなく、商品の一般販 令和5年4月に静岡県立伊東高等学校、静岡県立伊東高等学校城ヶ崎分校、静岡県立伊東商業高等学校の3校が統合して開校した静岡県立伊豆伊東高等学校(静岡県伊東市、池田将章校長)。在校生徒が挑戦した2大グランプリに関する活動と様子をリポートする。は、10㌔・㌘ピッタリになるように拾えるかを競う種目も用意するなど、大人も楽援農スポーツの可能性をテーマにしたビジネスプランを熱弁援農スポーツの可能性をテーマにしたビジネスプランを熱弁しく参加できるよう工夫を凝らした。大会への参加費に関しては3,000円で、参加者は特典として地元の野菜をもらえたり、近隣の温泉に入れたりするサービスも用意。子育て世代のファミリーがアグリスポーツ大会に参加することによって、子どもの農業への関心が高まり、将来の就農にもつながるとアピールした。また、会社設立後の売り上げ予測やアグリスポーツ大会の広告宣伝費、また人件費といった経費も算出。5年後には年間720万円の売上になると試算した。L's Scopeイベントにズーム第71号開発商品ナンバーワンを決める大会金目鯛を使用した絶品せんべいを開発高校生がビジネスプランを考案予選を勝ち抜いた10組が発表指導教員担当教員キャリア&就職支援ジャーナル高等学校版https://daigakushinbun.com/高校生×起業・ビジネス2025年2月28日(金)地元の農家とも貴重な交流!!2年連続ファイナリストの快挙五つの特徴を持つ自信作の商品見事なプレミアム感の演出目的は地域が抱える課題の解決農作業をスポーツイベントに!生徒の大きな成長に手応え大賞は来年度の後輩生徒に期待随所に大人も参加しやすい工夫子どもたちの就農まで視野に高校生ビジネスプラン・グランプリ商業高校フードグランプリ静岡県立静岡県立伊豆伊東高等学校伊豆伊東高等学校地元企業と協力し、「金目鯛の舞〜金目鯛せんべいプレミアム〜」を共同開発農作業をスポーツとしてイベント化する□援農スポーツ□のプランを提案大会大会ででで躍動躍動すするる生徒生徒に熱視線熱視線

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