*2実業家実業家実業家探訪探訪探訪若手トップであれば、あとはもう行動するのみです。考え過ぎるのは禁物です。行動できなくなってしまいかねないからで、とにかく「挑戦し続ける」ということが、起業を成功に導く最大のカギだと思っています。当社では、年功序列に関係なく頑張った人がステップアップできる仕組みを取り入れています。一時期は中学新卒者のスタッフが働いていたこともあります。ビジネスマナーなどは業務の中で吸収できるようになっていきますから、意欲さえあれば学歴や年齢は関係ないとの考えで採用し、頑張ってもらっていました。今後は、直接採用にも力を入れていく計画があります。評価する軸は、挨拶や元気さ、素直であるかどうかなどの人間としての基本的な部分です。志望動機に関しても、あまり詳しく聞くことはありません。単純に「稼ぎたい」という理由だけでも問題はありませんが、入社後に取り組みたいことが明確かどうかという点は重視しています。現在働いているスタッフの中には、独立・起業を目指している人が少なくありません。「ここでの経験を活かして自分のやりたいことに挑戦したい」「いずれは起業したい」といった人たちを採用していきたいのです。もちろん、能力がある人には継続して当社で活躍して欲しいという気持ちはありますが、スタッフがやりたいことを応援する環境づくりにはこだわっていくつもりです。年齢や性別、社歴・学歴といったことに左右されることなく活躍できる点が当社の強みですから、スタッフの意見に耳を傾けて、良い内容に関しては反映していきます。そうした面からす。社員が自由にノビノビと働けるからこそ、長く続けることができるのではないでしょうか。今後の目標は二つあります。一つは、自分と同じように起業や独立を目指したい人のバックアップをしていくということ。もう一つは、会社を経営する方々のサポートです。「事業を始めたけどうまくいかない」といった悩みを抱える方に対し、私自身のコンサルとしての経験を踏まえて利益になることを提供していきたいと考えています。自分が持っているものを他者に伝えたい、教えたい、与えていきたいという想いが強いのは、営業職時代に上司から「人にとにかくgiveしなさい」と繰り返し指導されてきたからだと思います。「与えるものがお金である必要はなく、自分が与えられるものであれば何でも良い」「相手の元気がない時は自分の元気をあげることもgiveになる」ということを教わってきました。いまでも大切にしている考え方の一つです。このgiveの精神に加えて仕事をする上で大切にしているのは、感謝の気持ちを忘れないことです。私は、お金を稼ぐ=対価というのは、すべて感謝の気持ちにあると考えています。お客様に対してもそうですが、スタッフに対しても働いてもらっていることを当たり前だと思うのではなく、常に感謝の気持ちを持ち続けるようにしています。誰かの役に立ったり、喜んでもらえたりしたことへの素直な感謝の気持ちを持ち続けたいのです。高校生のみなさんに伝え見ても、自由たいのは、「まずは目の前度はかなり高のことに一生懸命取り組いのではないむ」姿勢を大事にして欲しでしょうか。いということです。私自身髪色や服装もは高校生の頃にアルバイト自由ですが、を二つかけ持ちしていたこ仕事にはやるともあって、学業に専念し気を持ってしていたとは言いがたい状況っかりと取りでしたが、その一方、生徒組むことを大会には所属していました。切にしていま先生や仲間と協力して一緒に何かをやることが好きでしたから、自分たちの学校をより良くするために知恵を出し合い、理想の学校生活の実現を求めて活動していました。もちろん、理想の学校生活は人によって違って当然ですが、例えば、定期考査に向けて勉強に集中したり、文化祭や体育祭などの行事を楽しんで思い出を作ったりすることだって構いません。大切なのは、それぞれの場面で自分の目の前のことにしっかりと向き合うことなのです。みなさんの中には、すでに夢や目標が決まっている人がいるかもしれません。本当にそれをやりたいのであれば、周りの人と差をつけることができるように、いまのうちから一生懸命努力するようにしましょう。あきらめなければ絶対にうまくいくはずです。「自分の選択を正解にすることができるように行動する」というのも大切です。私は、起業を選んだ自分の選択を後悔していません。どれだけ後悔しても過去には戻れないのであれば、捉え方や考え方を変えるしかないと思うのです。「あんなことがあったけれど、そのおかげでいまの自分がある」というふうにポジティブに考えてみる。高校生のみなさんにはまだ難しいかもしれませんが、意識するようにしてみてください。きっと違う風景が見えてくるはずです。一方、自分の選んだものに対して「やっぱり違うかも……」などと思うことがあるかもしれません。大切なのは、「合わないかも」と思ったらすぐに次のアクションを起こすことです。いまの時代だからこそ、高校生のみなさんには自分の選択に自信を持って進んでいって欲しいと思います。高校の先生方には、生徒のみなさんがより気軽に進路相談ができる仕組みを作っていただくことを希望します。私自身が高校生の頃、先生方に手厚く進路指導をしていただけたことに大変助けられていたからこそ、そのような気持ちになるのだと思います。進路指導ご担当の先生からアドバイスをいただいたり、放課後には毎日のように面接練習をつけていただいたことが、非常にありがたく、とても助けになったことに感謝しています。一企業の人材を採用をする立場にある身として感じるのは、高校生が持つ強みは素直さと愛嬌にあるということです。もちろん、企業によって事情は異なるとは思いますが、面接に関しては、基本的なマナーができていれば良いのではないでしょうか。そのため、進路を指導する先生方には、難しい言葉を教え込むというよりは、生徒に寄り添って応援していただければ素敵だと思います。身近な存在として支えることが、生徒にとってこの上なく強い味方になるのだと思っています。ってしまいました。そこで新たに開拓したのが、現在の事業である「テレマーケティング」です。具体的には、テレマーケティング事業の導入を考えている会社に対してコンサルティング業務を行っています。「テレマーケティングに興味があるが、進め方が分からず困っている」「過去に導入したがうまくいかなかった」という会社に対して営業アプローチをし、契約をしていただいた個別企業に対して当社のスタッフがイチからサポートをしていく形です。テレマーケティング事業の強みは、ビジネスモデルとしての再現性の高さにあります。対面の営業に比べると難易度が下がるため、幅広い年齢層から募ることができますし、設備とノウハウさえあれば未経験の方でも立ち上げることができるのも魅力の一つです。私はそもそも、「失敗しないようにやる」ということがあまり好きではありません。むしろ、失敗しても良いとさえ考えているくらいです。無難にこなしていけばそれなりの結果は出ますが、それ以上はありません。大きく失敗したからこそ次に進めることがあるというのが持論です。失敗してもあきらめないで継続して挑み続けることと、物事を選択する時はなるべくうまくいくイメージを描くという二つを意識すれば、絶対に何でも成功すると考えています。分からない部分は実績を出している人に相談することも大事ですね。その時点で自分の中での答えは出ていると思うのですが、誰かに相談をすることで答え合わせをし、解決ができたの自分が持つものを伝え、教えていく「give」し続ける存在になる自分の選択を「正解」へ違和感に対して敏感になる失敗があるからこそ次がある挑戦の連続が成功の「カギ」採用基準は人としての素養学歴・年齢関係なく活躍可能高校生の強みは素直さと愛嬌自然体のマナーで十分第71号キャリア&就職支援ジャーナル高等学校版株式会社CityAS森山 愛 代表取締役社長https://daigakushinbun.com/実業家メッセージ2025年2月28日(金)1面より6正解を選ぶのではなく、選んだことを正解にする
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