アール ッ カ高等技術学校(2〜3年間)141516171819202122232425大学(4〜6年間)短期大学(2〜3年間)専門学校(1〜4年間)1234512312345123456678912345612312312345610111213* 外務省・文部科学省の発表資料などをもとに編集部で作成。いずれも複数存在する学校系統・ルートの中から代表的なものを抜粋しているため、修業年限や接続の仕方など、これによらないものもある。また、所定の学校卒業・修了、指定単位の修得等を基礎資格として実現する他の学校等への編入学については基本的に割愛。なお、海外諸国・地域に関しては、現地の制度変更等により、ここに示す情報と最新の状況が異なる可能性がある学年年齢学年26(歳)ルッカLucca Comics & Games 2024の案内図Lucca Comics & Games 2024の案内図Lucca Fair Centre内では多くのキャラクターフィギュア等が陳列・販売されたLucca Fair Centre内では多くのキャラクターフィギュア等が陳列・販売された参加して日伊の高校生同士の交流を図ったほか、美術館などを見学して現地の文化・地理・歴史・経済等に対する知見を深めるなど、貴重な経験を得たという。名古屋市とトリノ市の交流は、2001年の名古屋市立大学(名古屋市)芸術工学部とトリノ工科大学(イタリア・ピエモンテ州)の学術交流協定締結から始まった。05年には名古屋市とトリノ市の姉妹友好都市提携が実現している。進路情報研究センター・ライセンスアカデミー(本社東京・新宿区)は、イタリア現地時間の昨秋10月30日から11月3日にかけてLucca Fair Centre(イタリア・トスカーナ州)で「日本留学フェア in イタリア」を初めて開催した。期間中はLucca Fair Centreを会場の一つとして、コミック・ゲーム・ビデオゲーム・映画に特化した国際的な祭典として知られる「Lucca Comics & Games 2024」が開催され、五日間の会期中にのべ27万人以上の来場者を迎えた。Lucca Comics & Games 2024でユニークなのは、城壁に囲まれたルッカ市街全体とLucca Fair Centreを会場としている点だろう。実際に、ルッカ市の教会内で人気キャラクターに歴史ある街並みに出展された特設ブース歴史ある街並みに出展された特設ブースルッカの市街全体を囲む城壁と遊歩道ルッカの市街全体を囲む城壁と遊歩道扮したコスプレイヤーによるコンテストが開かれたり、中世の街並みの中に漫画・アニメーションの特設ブースが設置されたりと、会場の規模の大きさに驚く来場者も少なくなかった。また、Lucca Fair Centre内に設けられた「JAPAN TOWN」には、漫画やキャラクターフィギュア、食べ物などの物販ブースが集まった。ラ社も、折り紙や書道体験等を楽しめる日本文化体験ブースや日本留学ブースを出展した。Lucca Comics & Games 2024の会場の一つであるLucca Fair Centre内で開かれたラ社の「日本留学フェア in イタリア」は、日本語学校等がブースを構え、参加者が自由に説明を受けることができる方式で進行。ブースには、毎日25〜35人ほどの来場者が着席するほどの人気を集めていた。日本のアニメやマンガ、ゲームへの興味を入り口として、日本文化や日本語そのものに親しみを持つ者も多く、イタリア現地で日本語学習中という者や日本留学経験者なども見受けられた。ラ社は2025年10月29日〜11月2日にも、「Lucca Comics & Games 2025」内で「日本留学フェア in イタリア」を開催予定だ。世界中の日本留学を希望する若者に情報を届けるため、ラ社は今後も新しい試みに挑戦していく。 世界遺産の登録件数が最も多く、日本と長い友好関係を築いてきたイタリア共和国。プロサッカーリーグの「セリエAスポーツ強豪国としても知られ、2026年春にはミラノ市とコルティナ・ダンペッツォ市でオリンピック・パラリンピック冬季競技大会が開催予定とあって話題を集めている。本稿ではイタリアの教育制度や日本の高校生との交流の取り組み等をお伝えすると共に、昨秋の10月30日〜11月3日の期間に開催された「Lucca Comics & Games 2024」内での「日本留学フェア in イタリア」の様子を報告する。国際交流基金(本部東京・新宿区)によれば、イタリアの教育制度は小学校5年間、中学校3年間、高等学校5年間の「5-3-5(4)」制となっている。義務教育は6〜16歳で、小学校(初等教育)段階から修了試験および落第制度があるとしている。中学校(中等教育前期)および高校(中等教育後期)修了時には、国家試験である修了資格試験がLucca Fair Centreの来場者に日本留学に関する最新情報を分かりやすく伝えたLucca Fair Centreの来場者に日本留学に関する最新情報を分かりやすく伝えた短期留学の問い合わせが多く寄せられた短期留学の問い合わせが多く寄せられたイタリア日 本」を擁するなど、課せられる。合格者には各校種に応じた修了証が授与され、進学または就職のための基礎資格となる。公用語はイタリア語で、第一外国語には英語が選ばれることが圧倒的に多いようだ。2003年より小学校で英語が必修外国語となったほか、中学校(中等教育前期)では第二外国語としてフランス語・ドイツ語・スペイン語のいずれかが必修となっていることもあってか、日本語学習者の7割は、高等教育機関で学ぶ者書道体験ができる日本文化体験ブース書道体験ができる日本文化体験ブースによって占められるのだという。2023年3月31日、同基金が公表した『2021年度海外日本語教育機関調査報告書』によると、21年度時点のイタリアの日本語学習者数は8,387人。18年度実施の前回調査と比べて556人(7.1%)増え、世界の国・地域別で第28位となった。日本語学習者数を取り上げてみると、西欧諸国の中ではフランス、英国、ドイツ、スペインに次いで5番目だった。日本文化は現地イタリアで好意的に受け止められており、特に、歴史や伝統、和食、武道、映画、文学、インテリア、漢字などへの関心が高いという。若者を中心に日本のアニメーションや漫画の人気が非常に高く、日本語学習のきっかけとする者も多いようだ。イタリア現地では、1970年代後半からテレビで日本のアニメーション放映が始まり、特に永井豪氏ら原作の「鋼鉄ジーグ」「UFOロボ グレンダイザー」は熱狂的に受け入れられ、いまなお絶大な支持があるという。このような背景で育った□アニメ第1世代□が保護者となり、親子2世代で日本のアニメーション・マンガに親しむ状況が生まれていると伝わる。イタリアにおける日本の高校との交流に関する直近の注目トピックスとして、名古屋市の市立高校に通う生徒20人と引率教諭二人がトリノ市へ派遣されたことを紹介したい。これは、昨春の3月20日から29日にかけて、名古屋市教育委員会が主催する事業の一環として実施されたもの。派遣された一行は、トリノ市役所を表敬訪問。さらに、イタリア現地校での授業に第71号キャリア&就職支援ジャーナル高等学校版https://daigakushinbun.com/中等教育高等教育高等学校(5年間)技術学校、職業学校(5年間)大学(3〜6年間)中等教育高等学校(3年間)初等教育小学校(5年間)中学校(3年間)初等教育小学校(6年間)中学校(3年間)グローバル・ニュース2025年2月28日(金) イタリア・日本の学校教育制度(概略)Lucca Comics & Games対面式日本留学フェア初開催アニメーションやマンガに視線親子2世代で楽しむ文化風土名古屋市の事業でトリノ市派遣市立校の高校生ら22人現地へイタリアの教育制度に注目小学校から修了試験・落第もの教育イタリアトピックスvol.1日本留学フェア「Lucca Comics & Games 2024」でで日本留学フェア「Lucca Comics & Games 2024」12初実施のイタリアでフェア大盛況日本文化に好意的な国民気質顕著
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