5123探2026探探探探探探探探探探探探探探探探究究究究究究究究究究究究究究究究究への導き*デザイン・誌面内容等は予告なく変更される場合があります新しい問いの発見問いに対する答え課題の設定https://daigakushinbun.com/SDGsの世界的展開人工知能(AⅠ)の急伸Society5.0の実現少子高齢化の深化社会構造の劇的変容外国人材共生社会キャリアデザインブック学びの最新情報をグローバル化の進展人生100年時代の到来高校生のみなさんに大學新聞4まとめ・表現活動の評価・記録整理・分析探究の分野・領域、テーマの決定、問いの生成情報の収集興味・関心の確認いま、社会が大きく変わろうとしています。予測困難な時代の変化に主体的に関わり、さまざまな社会的課題に対応するために「総合的な探究の時間」が設けられました。高校生のみなさんに求められているのは、自分で課題を発見し、解決していく力です。物事の本質を自己との関わりで探り、見極めようとする一連の知的営みである「探究」の学びを指南します。自分は、将来をどう生きていくのか。いま、なぜ「探究」で学ぶのか―。自分は、将来をどう生きていくのか。いま、なぜ「探究」で学ぶのか―。第69号キャリア&就職支援ジャーナル高等学校版2026年度版近刊待望の最新刊▲予価660円(本体600円)2026いため、決算書が分からなかったり、知らない間に法に抵触するようなことをしていたりするなど、そういうことは十分に起こり得る私は仕事をしていく上で、「信用」というものを大事にしています。取引先から、この人は言ったことをしっかりと守ってくれると思われれば、あの企業とは一緒に仕事をしても安心だという信用につながっていきます。また、出会った人を味方にしていき、その味方をどんどん増やしていくことも有効です。出会う人間を味方か敵にしていくのなら、どうせなら味方にしたほうが良い。そのようにして、真面目にコツコツと取り組み、各方面から信用されることをベースに考えて仕事をすれば自然と事業は生き延びていくはずです。もちろん、取引先からだけではなく、社員から信頼されることも大切ですよね。また、仕事の知識やノウハウを身につけるには、一度実社会に出て自分なりに仕事をしてみるのが良いと思います。実際にやってみることで、目的を実現するために何が必要かを自分なりに考えて自ずと勉強するようになります。例えば、カフェを開業するとなったら、どうやったら美味しいコーヒーを淹れられるようになるかを自分なりに研究して勉強するはずです。そのように、自分で仕事に取り組みながら実際の社会で身をもって体験的に学んでいく姿勢が大切だと思います。私もそのようにして、ことです。そのためDMMでは、スタートアップが弱いバックオフィス部分を本社で徹底的に支援しています。ここまで来ました。振り返れば、税理士を目指す過程で簿記を覚えたことは経営の役には立っていますが、だからといってそれだけのことに過ぎず、基本的には実社会で学んでいくことのほうが効率が良いと思います。DMMが求める人材も、自分で考えて自主的に動く人です。「何をやれば良いのですか?」と聞くのではなくて、自分から能動的に動ける人が望ましいですね。ひとまず、自分で考えてやってみるという姿勢が大切です。いまの若者たちは、とにかく失敗を恐れる人が多い印象があります。やる前から失敗しないように調整して動いているため、失敗慣れや競争慣れしていない人が多い。これに関しては、仕事に限らず恋愛などでも同じじゃないでしょうか。とにかく失敗の場数を踏むことでそれが糧になっていきます。何回もフラれてきたほうが最終的にはモテますよ。失敗を重ねるとタフになっていき、物事がうまく回らなくなった時もたいして気にならなくなります。うまくいかないのは当たり前だし、逆に良い方向にいったらラッキーに思うくらいの気持ちの余裕があってもいいんじゃないでしょうか。恐れ過ぎず積極的に動いていくことが大切です。その意味で、DMMでは、何十億円損失を出して失敗したとしても、弁償させたり給料をカットしたりするようなことはしません。社員が意欲的に挑戦して本気の失敗ができる環境を整えているのです。これは日本社会に限りませんが、AIによって今後は、ごく単純な、いわゆる作業的な仕事はなくなる可能性が高く、言われたことだけをやればすむという仕事は、ほとんどAI 化されて早晩消えてなくなっていくでしょう。その意味では、いままで通り高校を卒業したら、大学に進学して、よく知られた大手企業に就職したらベストというわけでもないと思います。何も考えずにただ漠然と大学に行くというのは時間のムダになるかもしれません。ビジネス視点で若い人たちにアドバイスをするとすれば、AIやITなど、これから伸びていく技術や産業に関わったり身を置いたりすることで、将来の選択肢がさらに広がるのは間違いないということは伝えておきたいですね。IT系は特に、デジタル・ネイティブなどと、物心ついた時からインターネットが普及していて使えるのが当たり前、情報検索に優れ、SNSを活用してつながりを作るのが得意である若者たちのほうが、明らかに有利に違いありません。損得で言えば、イマドキのことをやっておいたほうが得ですよということです。AIもITも、お金も所詮道具に過ぎません。AIに使われるより使いこなせる人間になったほうが良いし、楽しいじゃありませんか。DMMは、若者に学びの場を提供するために、「42」というフランス発のエンジニア養成機関を誘致し、「42 Tokyo」として日本初のキャンパスを開校しました。現在、多くの企業の支援で支えられ、DMMも運営スポンサーとして支援しています。42 Tokyoでは、学歴や職業にかかわらず、挑戦したい人には質の高い教育を提供するべきだという考えのもと、「学費完全無料」「24 時間オープンのキャンパス」「問題解決型学習」等を通じて、誰もが挑戦できる環境を用意しています。授業や教師がなく、生徒同士が教え合い学びう合学習スタイルが特徴で、プログラミングの技術だけで高校の先生方には、生徒のみなさんの将来を本当に考えるのであれば、進学や就職だけにとらわれることなく幅広い進路の選択肢を提供して欲しいと思います。興味ある分野や関心が向く方向は人それぞれです。だからこそ、高校時代から起業しても良いですし、学びたい分野があるのなら、もちろん大学に行ったっていいんです。とにかく若者の選択肢を狭めないことが大事です。ここまでお話をしてきたことでもお分かりのようなく、「周囲を巻き込んでプロジェクトを推進する力」「自主的に新たな知識やスキルを学ぶ力」が身につきます。入学した後は定期的に試験を受けて一定のレベルをクリアする必要があるので、集中して学習に取り組む必要がありますが、自分自身を鍛えることができるのは間違いないと思います。もちろん、ここを卒業したからといって、DMMに就職しなくても構わない。競合他社に行って存分に活躍してくれてOKです。若者たちの進路の例に、DMMが支援している42 Tokyoを挙げましたが、このほかにも新しい道は至る所に広がっていると思います。に、DMMにおける事業の成長は、若い人たち次第です。会社が続いていけばいいなという思いはありますが、特に売り上げ目標とかを掲げたことはありません。今後何をするかは、若い人たちが考えていきます。活躍の舞台はこちらで整えます。これからもそれは変わりません。高校生のみなさんも、失敗を恐れず、興味あることや新しいことにどんどん挑戦して、時代に乗り遅れずに、自分の未来のために、自分自身を成長させていってください。https://daigakushinbun.com/お問い合わせ大学新聞社〒169-0073 東京都新宿区百人町2-17-24 TEL03-5925-1668 URLhttps://daigakushinbun.com/実業家メッセージ2024年12月27日(金)キャリアデザインブック学びの最新情報を高校生のみなさんに探究の学びへの導入として現代から未来における社会と人間の在り方を考察情報の整理・分析や生徒の活動など、さまざまな取り組みのプロセスや成果などを記録できる多様な「ワークシート」つき何も考えない漠然とした進学は意味がない生まれた世代のメリットを存分に活かす出会った人を敵ではなく味方に引き込む失敗こそが人を成長させる原動力人によって選択肢はさまざま失敗を恐れず新しいことへ挑戦しよう座学ではなく本物の社会で必要なことを学んでいく探究への導き
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