キャリア&就職支援ジャーナル_第67号
2/12

進路指導部長会社情報興村航平教諭会社の強み・社風 送電線の建設・保守を行うことで、電気のある生活を支えます。景気動向に左右されない安定感が魅力です。また、入社後から作業従事に必要な特別教育や技能講習を行うなど、研修も充実。技術技能の向上や資格取得により、安全に仕事ができる環境を整えています。〒007-0880 札幌市東区丘珠町524-105TEL 011-789-8633URLhttps://www.nordtec.co.jp北海道の灯りを守る●基幹事業 送電線の建設(基礎、鉄塔組立、架線)・保守●設  立 1998年(平成10年)●資 本 金 37,000,000円●従業員数 37人〒169-0073 東京都新宿区百人町2-17-24TEL 03-5925-1668URL https://daigakushinbun.com/〒169-0073 東京都新宿区百人町2-17-24TEL 03-5925-1668URL https://daigakushinbun.com/にに 北海道静内農業高等学校(北海道日高郡新ひだか町、赤穂悦生校長)は「自尊独立」を校訓に掲げ、恵まれた自然環境のもと、農業教育を通した魅力あふれる人材の育成に取り組んでいる。進路指導部長の興村航平教諭を訪ね、キャリア教育についてお話をうかがった。●農業高校ならではの就職先「食品科学科」と「生産科学科」の2学科を擁する北海道静内農業高校。食品科学科では商品開発や食品製造等の食品関連科目を体系的に履修し、生産科学科では農畜産物の栽培から販売までを行い、「生産」における基礎的・専門的な知識と技術を学んでいる。■前進する道内企業の女性登用帝国データバンク札幌支店(札幌市)は9月12日、「女性登用に対する道内企業の意識調査(2024年)」の結果を発表した。今夏に行われた同調査の対象は、道内企業1,149社。有効回答企業数は517社で、回答率は45.0%だった。「女性管理職(課長相当職以上)の割合」を尋ねた質問では、過去最高を記録した令和4年と同じ9.4%だった。この女性管理職同校は、文部科学省が主導する「地域産業の持続的な成長を牽引する最先端の職業人材育成」を目的に掲げる「マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)」に令和3〜5年度の3年間にわたって指定されていた。進路指導を担当する興村航平教諭によれば、この取り組みを契機に生徒の希望進路に変化が生じているのだという。食品科学科ではマイスター・ハイスクールで関係を構築した企業への就職を決めた生徒がいる一方、生産科学科では農業協同組合をはじめとする農家を支える仕事を選択するケースもある。また、生産科学科に設けられている馬事コース専攻では地域の厩舎や牧場に就職する生徒も見られるようになったといい、「農業高校出身であることを活かせる仕事に就職の割合を業界別に見ると、「不動産」(19.6%)が前年に続いてトップ。以下、「サービス」(19.0%)、「金融」(16.3%)が上位に並ぶ一方、平均を下回ったのは「建設」(5.6%)、「製造」(5.2%)、「運輸・倉庫」(1.8%)と、労働時間が不規則かつ長時間にわたることが多いとされる業界だ。「女性管理職の割合が上昇しない要因や課題(複数回答)」について見ていくと、「女性従業員の家庭と若者のキャリア形成を応援するスタートアップガイド最新刊する生徒の割合が年々高くなっている」と、興村教諭は語る。●外部活動で視野を広げる人口減少に伴い、消滅可能性自治体が増えていることから、地域を維持するためにも若者の地元定着を重要視している同校では、地元企業への就職を進路の一つとして考えさせることを目的に「日高中部通年雇用促進協議会」が開催したイベントに参加。地域で実際に働く人々と交流するほか、地域主催の合同企業説明会にも複数参加し、生徒は地域や地元企業についての見識を深めていった。また、大学や企業への見学を行わず進路を考える生徒が多くミスマッチにつながっていたことから、令和6年度は「キャリアステップ」という進路活動を実施。これは午前に大学等への見「起業」という道 起業のための「学び」● これでわかった! 仕事と学びの関係● 知っておきたい現代「仕事」事情●未来予測これからの「働く」を考えてみるまた、「女性の活躍推進のために自社で行っていること(複数回答)」では、「性別に関わらず成果で評価」が57.8%、「性別に関わらず配置・配属」が48.5%と、男女平等に関わる項目が上位に並んだ。学、あるいは農業体験学習を選択するコース別研修を行い、午後に企業や学校が集まる進路相談会へ参加するというもの。興村教諭が「自分の目で直接確かめることの大切さ」を日頃から伝えていることもあり、夏季休業中や休日を利用しオープンキャンパスや職場見学に参加する生徒が飛躍的に増える要因となった。実際に足を運ぶ機会を設けることで進路の選択肢が増え、進路を改めて考え直す生徒が少なくないといい、現に、7月上旬に実施した「進路意識調査」では「進路の視野が広まった」と回答した生徒が8割を超える結果になったという。●企業の構えが早期離職を防ぐ同校は、北海道教育委員会が主導する「就職指導の改善に関する研究」の実践研究校にも指定されている。この調査研究の目的には、高校新卒就職者の早期離職の改善もあると興村教諭は語る。それというのも、北海道では高校新卒就職者の早期離職率が全国よりも北海道中小企業団体中央会(本部・札幌市)は10月29日、北海道教育委員会および北海道高等学校PTA連合会から「令和7年3月新規高等学校卒業予定者の雇用促進等に関する要請」を受けたと公表した。要請では、北海道の令和7年3月新規高等学校卒業予定者の求人倍率は令和6年8月末時点で2.97倍と、前年同月から0.14㌽下回っていることが明らかにされた。また、就職してから3年以内に早期離職する割合も全国に比べて高い状況が続いており、キャリア教育の一層の充実が求められているとした。そうした背景を受けて、同中央会に新規高等学校卒業予定者に対する求人の確保が要請されたほか、早期離職を防ぐための職場定着支援や企業情報の提供、職業や進路に関わる体験的な学習の機会が得られるようインターンシップの受け入れが打診された。全国の学校で配布中高い水準にあるからだ。興村教諭は、早期離職を防ぐ対策として入社後にしっかりした研修を受ける重要性を説く。その環境があれば、「生徒も仕事を続けやすくなり、送り出す側としても非常に安心します」。生徒自身が「目指したい道とマッチする企業」を選択することの大切さも挙げ、生徒に対して「なぜその企業に就職したいのか」「これまで何を学んできたのか」について深く考えるよう指導を行うと述べた。また、就職を希望する企業が遠方にあるケースを例に引き、現地に赴く際の費用補助など、職場見学を実施する企業への要望についても言及した。高校生だった当時、教員に憧れ、現在の職業を選んだという興村教諭。最後には人との縁が道を決めていくというのが持論だ。「直接企業を知ることができたり、そこで働く人々と接することができたりする機会を用意し、生徒の背中を押してあげたい」と、心情を吐露した。キャリア&就職支援ジャーナル高等学校版北海道2024年10月29日(火)お問い合わせ大学大学・・短期大学、企業の多様な取り組みや活動を短期大学、企業の多様な取り組みや活動を鮮やかかつ多面的に描き出します。鮮やかかつ多面的に描き出します。大学の活動や大学の活動や教育現場などの著名人のキャリアデザインに関するエピソード、また著名人のキャリアデザインに関するエピソード、また各業界の第一線で活躍する専門家の仕事内容を紹介する『進路新聞各業界の第一線で活躍する専門家の仕事内容を紹介する『進路新聞』』など、など、高校生のみなさんが社会人生活やキャリアパスを考える上での高校生のみなさんが社会人生活やキャリアパスを考える上での確かな進路選択に資する充実した内容をお届けしています。確かな進路選択に資する充実した内容をお届けしています。教育現場などの情報を届けるお問い合わせ情報を届ける『『大學新聞』大學新聞』をはじめをはじめ、、第67号https://daigakushinbun.com/2025高校時代から考えるキャリアデザイン本誌は高校生がキャリアデザインを描き出す上で役立つ情報や将来の仕事・就職、スタートアップを考える際のヒントとなるトピック、テーマをさまざまな角度から提供しています。▲2025年度版つながるつながる学校学校女性活躍推進、男女平等に対する意識が鮮明「女性管理職の割合」平均は過去最高に並ぶ9.4%仕事の両立がしにくい」が49.3%、「日本社会の性別役割分担意識の存在」が38.7%となっており、女性が安心して社会進出できる環境づくりが重要だと同社は指摘する。教育委員会などから雇用促進の要請インターンシップの重要性にも言及2大学新聞社大学新聞社帝国データバンク札幌支店株式会社ノールテック大学新聞社は、就職活動に取り組む高校生を応援しています。北海道中小企業団体中央会北海道北海道静内農業静内農業高等学校高等学校さまざまな進路活動を積極的に展開さまざまな進路活動を積極的に展開進路に関する生徒の視野を広げる進路に関する生徒の視野を広げる就職仕事資格起業人との縁が道を決める女性・新卒者に視線キャリア系デ ー タ北海道北海道

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る