キャリア&就職支援ジャーナル_第74号
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令和元年(2019)平成27年(2015)平成7年(1995) ーテテマーチ株式会社60%80%100%80%60%40%20%0%*1130125120115110105100959085807570651,187,06491011121314151617181920212223242526(資料:厚生労働省『人口動態統計』より三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社作成)(万人)□ イベントに参加する(ライブ・舞台・ファンミーティング・コラボカフェなど)□ 公式グッズを買う□ CD・DVDを買う(音楽配信を含む)□ 書籍・雑誌・マンガを買う(電子書籍を含む)□ ロケ地巡り・聖地巡礼に行く□ 推し会に参加する(誕生祭・作品鑑賞)□ コラボ商品や推しが広告に起用された商品を買う□ ファッション・美容・コスプレ(推しをイメージした服装・メンバーカラーのメイクなど)□ ゲーム・スタンプなどのデジタルコンテンツに課金する□ 公式以外の概念グッズ購入や応援グッズ制作(メンバーカラーや推しをイメージしたグッズ)(資料:テテマーチ株式会社「『推し活』に関するアンケート調査」)*1ジェンダーバイアス 性別による無意識の思い込みのこと。例えば、「男の子は青で、女の子はピンク」など。(本社東京・港区)は4月2,820人を対象に、利用者47.7%が「正しい情報だ35.2%、年代別に見ると10三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社1日、日本人の出生数は平成28(2016)年以降急減期にあり、平成27(2015)〜令和6(2024)年までの9年間で約32万人(31.7%)減少しているとの衝撃的なデータを公開した。分析結果では、日本人の出生数は、昭和49(1974)年以降増加に転じた年はあるものの、おおむね減少傾■出生数(日本人)の推移総務省は5月13日、『ICTリテラシー実態調査』の結果を公表した。これは、全国の15歳以上の男女のICTリテラシー、偽・誤情報の拡散傾向等を把握するための調査だ。公表によれば、偽・誤情報を見聞きした人のうち、と思う」「おそらく正しい情報だと思う」と回答していた。また、偽・誤情報に接触した人のうち25.5%が、家族や友人などに伝えたり、SNS等で拡散したりしていた。特に、若い年代においてその割合が高かったのだという。拡散した理由として最も多いのは、「情報が驚きの内容だったため」27.1%だった。また、「興味深いと思った」20.9%、「重要だと感じた」20.4%、「他の人にとって有益だと思った」20.2%など、情報に何らかの価値を感じて拡散したと思われる回答も目立った。こうした状況は、ICTリテラシーに対する若者の自己理解度の肯定感と無関係ではないだろう。全体の代の55.7%が高いと思う向が継続していると指摘。平成7(1995)年の118万7,064人を起点に平成27(2015)年の100万5,721人まで、20年間で18万1,343人(15.3%)減少と、比較的緩やかに推移したことに言及した。その理由として、他の世代と比較して人口規模が大きい「団塊ジュニア世代」の女性が出生率の高い年齢層にあったためと示した。しかし、その後団塊ジュニア世代の年齢■自身のICTリテラシーが高いと思うSNS・インターネットは、現代生活には欠かせない。総務省が公開しているICTリテラシーに関する啓発教育教材などを活用し、情報を判断し正しく扱える力を身につけるのも良いだろう。検討したい。公益社団法人ガールスカウト日本連盟(本部東京・渋谷区)は4月28日、『中学生・高校生のジェンダーに関する意識調査2024』の報告書を公開した。同報告書は、日常生活で無意識に感じるジェンダーバイアスについて日本の現状を知ると共に、中学・高校生の声を広く社会に伝えの上昇に伴って、出生率の高い世代の女性人口が急減し、出生数も同じ動きになったとした。出生数を見ると、平成27(2015)年からわずか9年間で約32万人(31.7%)も減少した。これらのことから、令和6(2024)年の日本人出生数は、推計で70万人を下回ることが見込まれるとした。出生数急減が始まった平成28(2016)年生まれの子どもたちが、令和16(2034)年には18歳となるため、このタイミングから高校・大学を卒業して社会の担い手となる人材も急減期に入ることを意味している。さらに、その10年後の令和26(2044)年頃には、国外との転出入を除けば、令和16年頃と比べて社会の担い手が3割程度減少すると結論づけている。今後は、将来を見据えた社会・経済政策全般の充実と強化、担い手不足でも社会機能の維持を可能にする技術革新が求められると結んでいる。株式会社プレマシード(本社東京・渋谷区)は、4月8〜17日までの期間、「コロナ禍の学齢別不登校経験とその理由に関する調査」を実施した。対象は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行時に「小・中・高校生だった方」「大学生以上だった方」の計600人で、「小・中・高校生」と「大学生以上」に分けて統計を取った点が特徴的だ。「今までに『学校に行きることを狙いとして作成されているもので、今回は「隠れたカリキュラム」を軸に分析を行った。学校には「公式のカリキュラム」として教育側が明示的に教える内容以外に、学校生活や学校制度、また教師の言葉や態度などを通して、子どもたちが学び取っていく規範や価値観、信念などが存在する。同様に、「家庭生活」における保護者の言葉遣いや態度・家事テテマーチ株式会社(本社東京・目黒区)が運営する「サキダチラボ」は5月15日、Z世代の「推し活」に関する実態調査の結果を公表した。対象は全国の大学生・大学院生で、350人にアンケートを実施した。楽しみ方が多様化している「推し活」は、Z世代の価値観や消費行動に深く根づくカルチャーとして定着している。SNSの普及によって推しとの距離が近づき、□応援□はリアルとデジタルを横断して、日常の一部として浸透している。推し活に費やす時間は、週平均で「5時間未満」が63.1%、「5〜10時間未満」が20.3%と、全体の8割以上が推し活に週10時間も費やしていないことが分かる。この結果から、推し活は時間をかけなくても、日常生活の中で気軽に楽しめる活動になっていることたくない』と思った理由」を複数回答で尋ねた質問では、「いじめを除く友人関係」が26.8%と最多で、以下、「いじめ」23.7%、「不安・気分の落ち込み」22.5%、「ストレスによる体調やメンタルの不調」21.0%、「授業がつまらない/興味を持てない」20.8%と、続いた。さらに、これらの回答結果を、「学齢/不登校経験のあり・なし」別に詳しく見ていくと、「小・中・高分担のほか、テレビ番組や広告・SNSなどの「メディア」など、日常生活のあらゆる場面に存在しているため、ごく自然に学ぶことになってしまう知識や価値観、行動様式のことを隠れたカリキュラムと呼ぶ。子どもの成長に大きな影響を与えるとされる。看過できないのは、役割分担や進路指導の場面で、教師の対応が性別によって平等ではないと感じている中学生・高校生が10%前後いることだろう。他方、「性別を意識し、何かを決定することはある第74号日本社会の動きを知りキャリアデザインを考えるニュースアラカルト人口急減実態調査意識調査消費行動消費を動かす「推し活」の現在地キャリア&就職支援ジャーナル高等学校版不登校調査ニュースアラカルト社会編5出生数70万人割れ、社会の担い手が急減 ー三菱UFJリサーチ&コンサルティング問われるICTリテラシーとその対策 ー総務省「隠れたカリキュラム」の存在を知る ーガールスカウト日本連盟不登校経験の有無で異なる登校したくない理由 ー株式会社プレマシードhttps://daigakushinbun.com/1,005,721282930■当てはまる■どちらかといえば当てはまる55.735.237.834.7全体10代20代30代40代50代60代以上(資料:総務省『ICTリテラシー実態調査』)■重要だと思う ■どちらかといえば重要だと思う■どちらかといえば重要ではないと思うと回答している。他世代に■重要ではないと思う100%40%20%比べて突出した高さだ。全体51.6727,288約69万8234560 34.635.726.86.45.836.2平成7〜平成27年の20年間で約18万人(15.3%)減少平成27〜令和6年の9年間で約32万人(31.7%)減少■ICTリテラシーの重要性に関する意識2025年5月31日(土)http://seichoukigyou.com/2015年7月1日(水)■推し活におけるお金の使い道が考えられる。また、男女別で比較すると、女性のほうが推し活に費やす時間が長い傾向が見られた。推し活に週10時間以上かつ月10,000円以上消費している「ヘビー層」が6.3%、週5時間未満かつ月3,000円未満消費する「ライト層」が50.0%、ヘビー層およびライト層どちらの条件にも当てはまらない「ミドル層」が43.7%となった。企業には、推し活市場の現在地を理解し、あらゆるファン層の視点に立った企画が期待されるだろう。校生/不登校経験あり」では「ストレスによる体調やメンタルの不調」が55.0%と突出していた。このほか、「いじめを除く友人関係」が43.8%、「不安・気分の落ち込み」が40.0%と続いていた。「小・中・高校生/不登校経験なし」では、「授業がつまらない/興味を持てない」が19.5%と最も高く、「いじめを除く友人関係」および「不安・気分の落ち込み」がいずれも18.6%、「ストレスによる体調やメンタルの不調」15.0%と、不登校経験の有無で回答に差異が見られた。か」という設問に対して、男女共に約4割の高校生が「ある」と答えていた。「おしとやかにして男性のサポートに徹する」や「かっこ悪い姿を見せない」など自分の性別を意識して、言動や自己表現に制約をかけていることがあるようだ。報告書は、「隠れたカリキュラム」の存在を知り、気づくことが肝要だと指摘。その影響を意識した行動を取ることで、ジェンダーバイアスの再生産を防ぐことができ、「自分らしく振る舞える」社会につながっていくとしている。

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