キャリア探究+進路選択企画書公開用
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section02(自分を客観視してみる) 社会とのつながりを意識した (進路2学校種による違い1学校を決めるために必要な観点は...section01高校生活の先に待っていること (人生を見通してみる)section04 困った時や悩んだ時、どちらかを決めなければならない時など、自分を理解していると、物事を判断する方向を見つけやすくなることがあります。とはいえ、自分の事は、なかなか気づくことはできないものです。 2人の高校生の話をあげます。話を読んで、主人公の特徴だと、どのようにした方が良いと思うか、また、主人公を自分に置きかえたとき、自分だったら自分の特徴からどのように考えるかなど、イメージしてみましょう。 3-Bのユウキ。創造的な装飾や宣伝の仕方など、キラッと光る能力があることで、「ユウキすげえなぁ!!!」と言われることが多い。優しく人当たりもソフト。クラスでもよく頼りにされていた。 「自分はリーダーに向いているかも」そう思ったユウキは、学園祭の実行委員長に立候補し、当選した。しかし、最初の打ち合わせで、事件が・・・。みんなから、いろいろ出る質問に、なかなか答えられず、焦って打ち合わせがうまく進まない。雑談をする人も出てきてしまった。不安が大きくなり、自信を無くしてしまった。 リカは、サッカーに探究心と情熱を持っていた。仲間とプレーすることも大好きで、よく周りのメンバーに声がけもし、良い雰囲気づくりを心がけていた。でも、一番強いというわけではない。 「リカ、次、部長になったらいいよ。私、なってほしいな。」 女子サッカー部の新しい部長選出の会議が近い。部員のキョウコはリカに立候補を勧めた。リカは、「私にはできないよ、だってすごく強くもないし・・・。」と心の中で思い、戸惑った。一番技術の高い、サクラは立候補するらしい。サクラは、やる気があるみたいだ。基本的にクラスなし※あるところも増えている読もう生涯における「役割」と「経験」 私たちは、日常の生活で、さまざまな「役割」があります。高校生の今も、実はいくつか役割があります。家では「子ども」という役割、日中は高校の「生徒」、休日は例えばスポーツクラブの「チームメンバー」など。それぞれの場所で、それぞれの「役割」を通し「経験(キャリア)」を積み重ねています。では、高校生からぐーんとのばして生涯を見てみましょう。「役割」と「経験」はどうなるでしょうか。出典:文部科学省「高校生のライフプランニング」より 上図は、アメリカの研究者ドナルド・E・スーパー(Donald E. Super)が提唱した理論です。人は生涯において「時間(発達の過程)」と「役割」の2つの視点の交わりの中で生きていることを表しています。また、人が共通生涯を通して経験する共通の役割を7つあげ(子ども、学生、余暇人、市民、労働者、家庭人、その他のさまざまな役割)、その積み重ねを虹に例えており、その時々の役割は1つとは限らないということも示しています。 この図から、高校生の今と、大人になっていく未来、自分の生涯の「役割」と「経験」は、どのように築かれていくのでしょうか。例えば、親しい自分より先輩の人は、今、何をどれくらい抱えながら、どのように日々を過ごしているでしょうか。また、その生き方は、どう見えますか?憧れる人の生き方は、どのような経験を重ねているのでしょう。生涯を通した「役割」と「経験」の積み重ね(ライフキャリア)には、全ての人にストーリーがあるのです。チェックしよう私たちはどの年齢でも「役割」を持ち、その役割を通した「経験」を重ねている自分の「憧れる」生き方、または「なりたくない」生き方はあるだろうか全ての人に、ライフキャリアのストーリーがある。自分はどんなスト-リーだろうライセンスアカデミーの探究教材どちらも同じくらい大切だよ実施時間15分~30分OR読もうこんなときどう考えるだろうかチェックしようワークシートの問いに取り組もう実施時間15分~30分ORチェックしよう自分を理解できていると、迷ったときなど、方向を見つけやすくなることがあるユウキの得意なことは何だろう、ユウキの理想はどんなところだろうワークシートの問いに取り組もうリカは、部長に向いているだろうか、自分がリカだったら、どう考えるか自己理解(自分を客観視してみる) 社会生活においてさまざまなことを、自分の意思で決めていくためには、「自己理解が大切」というアドバイスをよく聞きます。でも、「自己(自分)」のことは、どうすれば「理解」できるのでしょうか。そのヒントは、皆さんの好きなこと、嫌いなこと、過ごしてきた日々のできごとや経験などの中にかくれています。それが「今までの自分の特徴」といえるでしょう。 では、まだ知らない「未来の自分の特徴」はどうでしょうか。「今までの自分」が今までの経験の積み重ねに答えがあるなら、「未来の自分」は、これから積み重ねる「できごとや経験」を「なぜするのか」という「理由」の中に見えてくるでしょう。これからの社会の中に見える「自分の姿」はどのような姿でしょうか。正解なんてありません。「こうありたい自分」に近づきたいですよね。 でも、「こうありたい自分」はあるけれど、今の自分とはギャップが...とモヤモヤを感じている人がほとんどでしょう。自己理解とは、言うならば「自分のトリセツ(取扱説明書)」ともいえます。自分と向き合い、そのギャップを埋めていくことで、理想の自分に近づくことができるでしょう。 そのためには、「なぜ」という考え方が大事です。人生の役割実施時間15分~30分OR21ばくぜん高校生活の先に待っていることあり方生き方高校生活の先にどれくらいの    役割が待ち受けているのか  読もう学びの違いのイメージは…    下のまとめは、大学、短期大学、専門学校の学びの違いのイメージです。詳しくは調べればよくわかりますが、大学は「自分で獲得して研究する学び」、短期大学は「教養・実務能力を中心の学び」、専門学校は「その道のプロを目指すための職業教育」と大きく違いが分けられます。教養 就職 実務能力!!時間割は自分でつくる自分の選択する授業を受けに行く!!資格取得に力を入れている!研究する!124単位以上2年62単位以上文部科学省管轄国公立 私立チェックしよう自分のイメージする学びで、重視することはなんだろうか大学は研究重視・短期大学は教養と実務・専門学校はとにかく専門専門学校進学は、目指す職業があることで、学びが生きる。その意識は必要 (人生を見通してみる)実施時間15分~30分OR読もう「将来」は「何」になりたいですか?   この質問は、誰もが小さいころから聞いたことがあるでしょう。でも、この「将来」っていつのことを指すのか、答えられる人はいるでしょうか。何となく?いつか?30歳?50歳?将来の夢は、然としています。そして、漠然としていとても漠るものは未確定で、思い描くだけの夢でしかありません。 では、「何になりたいですか」の答えはどうでしょう。大金持ち?お嫁さん?これは小さいころの夢で、高校生になった今は、もう少し詳しくなっていて、看護師、プロスポーツ選手、公務員などさまざまでしょう。そして、この答えは「職業人」であることが大半で、私たちは無意識に「はたらく」ことを意識していると言えます。 では、この答えはどうでしょう。これは難しい質問です。私たちの歩む未来は、「はたらく」ことがつきものです。しかし「何になりたいか」だけではなく、その先で「どんな未来をつくりたいか」そのために「何ができるか」「どのような役割を担うのか」それらの問いを持ち、自分の意思で進む道を探究し続けること。それが、自分の人生のあり方、生き方につながっていくのでしょう。チェックしよう「将来のなりたい」は自由だけれど、漠然としているものは、未確定だということ「なりたい自分」の大半は「職業人」で、皆「はたらく」ことを意識しているワークシートの問いに取り組もう「何になりたいか」だけではなく、その先の「問い」を持つことが、実は大切ライフ・キャリア・レインボー   社会とのつながりを意識した 進路 (進学)自分のライフキャリアのイメージは読もう高校と進学先での学びの違い  大学や専門学校など、進学先での学びは、国語、数学、理科、地歴・公民、外国語など教科の学びが中心ではなくなります。・大学・短期大学 「学問や理論を学び、科学を追究していくための学び」、 「資格の必要な専門職に就くための資格取得」など・専門学校 「目的の職業に就くための、専門技術の習得や専門知識の学び」など仕事や社会に生かすための学びになっていきます。 高校の学びと大きく変わることは、大学・短期大学では、多くの科目の中から、自分で必要な科目を選んで学ぶということです(※専門学校は決まっていますがレベルは高いです)。そして、学校それぞれの特長もあり、同じ科目でも学ぶ観点に違いがあって、内容は学校ごとで異なります。そのため、 「なぜ、その学校で学ぶのか」 「その学校で、学びたいことが学べるか」ということが、とても大切になります。この目的がないと、なんとな~く、学校や学ぶ科目を選ぶことになり、『高い学費を払う意味』や『通う意味』が見出せなくなることもあります。だから、調べてみないとわからない!!チェックしよう進学した先の学びは、教科が中心の学びではなくなるなぜその学校で学ぶのか、学びたいことが学べるか、そこに通う意味があるこの学校に通いたい、という気持ちがモチベーション(意欲)につながる48section 02未来の自分とは自己理解は自分の「トリセツ」 そして、学校の雰囲気、どのような先生から学べるか、通う手段、通う距離など、いわゆる「学ぶ環境」も、学ぶ目的と同じくらい大切です。2年から4年、6年ほどの年数を通う学校です。学ぶ環境が良ければ、モチベーションも高まり、良い学びにつながることでしょう。しかし、あまり調べずに決めてしまうと、自分に合わなかった場合、通うこと自体つらくなる可能性もあります。そのために、自分で学校に足を運び、 「この学校の学生になる良いイメージが湧くか」 「この学校に通いたいと思えるか」自分の目できちんと確認することが大切です。だから、行ってみないとわからない!!ワークシートの問いに取り組もう進路ナビ進路TVまとめ実施時間15分~30分資料ガイドP74~77 ORsection 01読もう自己理解が大切なのは自分の特徴は、今までの出来事や経験などの中にかくれている未来の自分の特徴は、これから経験を重ねる「理由」に見えてくるだろう今の自分と、理想の自分とのギャップを埋めていくことで理想の自分に近づく20実施時間15分~30分ORワークシートの問いに取り組もう優しく頼りがいのある、ユウキの焦りサッカーと仲間が好き、リカの迷い実践 実務!!とにかく専門教育!!コースによって時間割あり クラス制少人数制が多い教員と近い 専門教育!その業界のプロから学べることが多い学びの傾向3年93単位以上1年800時間以上文部科学省管轄公立 私立都道府県知事管轄公立 私立ワークシートの問いに取り組もう4901.02.03.01.section 0402.03.↓section01高校生活の先に待っていること↓section02自己理解           ↓section03社会理解↑section04社会とのつながりを意識した進路(進学)12 自己理解年組番1289 進学)901.社会の中の自分の姿とは…自分の「トリセツ」 01.02.03.今までとこれからの自分を徹底探究!! 将来のあり方、生き方を考えながら 進路選択の実践 へつなげよう!学校生活のこんなときどう決める?①  学校生活での迷い 葛藤 決断 その先に見えるもの「学びたいこと」が学べるか「学ぶ環境」はかなり大切メイン教材(テキスト)※教員用の指導用マニュアルをご提供します。文章は、高校生に話しかける表現私たちの歩む未来とはたらくということ        ・・・・その先の「あり方」とは「何」になりたいの答えは・・・自分は「どうありたい」ですか?さまざまなものの見方を提供し、そこから自己探究を深めていく。キャリアの意識を進路選択の実践につなげるA4サイズ 本文80ページ1冊750円(税込み)01.      そもそも違いは何だろう...大学教養短期大学研究実践研究研究 教育専門学校教養教養実践研究実践01.02.03.「知識」ではなく「ヒント」を与え「考えさせる」内容教材紹介

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